医療 担当    伊賀幹夫

今回の隊員の年齢は隊長を除く5名の男性全員が60才以上という高齢であった。また、全員がヒマラヤ5千m以上の積雪での登山経験を持つ。そして、出発の1〜2ヶ月前に富士山およびヒマラヤでの高所順応を行っていた。
 以下に健康状態についての特徴的な点を報告する。
 まず、毎日2〜3回のパルスオキシメーターの数値は、山行中75以下を示した人は居らず、殆どが80台以上という良好な値で終始した。まれに心拍数が100以上の場合が見られた。頭痛は数名で発症したが、バファリンの服用により治癒し、発熱は7度前半に止まった。本薬剤の服用数は多く、各自持参薬で互いにゆうずうし合ったが、最終的には不足した。
逆にダイアモックスの服用は極めて少なくて済んだ。
胃腸の不調はヒマラヤトレッキングにはつきものだが、今回も例外ではなく、下痢止め、腹痛などに正露丸、ビオフェルミン、ブスコパンなどの服用が多かった。但し名コック長の和風食により、終始食欲は旺盛であった。メソカントパス越えとティリチヨ湖周遊はほぼ5千m以上であり積雪もあったため、トレッキングシューズの使用者は軽度の凍傷を負った。同様に、シングルシューズでの登頂者にも凍傷を受けたメンバーがいた。夏と違って秋季6千m峰の登頂では注意を要する。
 イソジンやバンテリンもそれぞれに有効であった。

 

   食料 担当    岡 光邦 

★アタック当日の共同主食、及び予備食
   山菜おこわ  6食(アルファ米)
   五目ご飯   6食(アルファ米)
   ラーメン  12食
★トレッキング中の副食
   梅干     1
   カレールー
   ふりかけ各種
   日本茶(粉末)
   他
★各自食
   アタック当日の行動食、2食+予備食
   その他嗜好品
尚、トレッキング中は日本食を主体に出してくれて、全員満足感が高かったと思います

 

   トロンピーク隊・会計報告(単位:円)                   遠藤 悟

収入 小口現金
240000
40000円(日本で20000円、ネパールで20000円)×6人  集金
 
支出 ★現地費用
960000
51476ルピー
 
  ボーナス
68400
サーダー150$ ヒットマン120$ その他
 
  食料代
16350
日本国内購入分
 
  朝食代
12000
韓国インチョン空港
 
  準備金
10000
事務費
 
  お土産代
1050
コスモトレック
 
  電話代
1000
韓国
 
  残金
35200
報告書作成費用、親睦会、その他
 
   
240000
   

    ★現地費用内訳           単位:ルピー
★現地費用
51476
 
飲食代
26328
夕食、祝賀会、その他
 
国際空港使用料
10170
1095/人  6人分
 
国内空港使用料
8265
重量オーバー料金も含む
 
タクシー代
2600
観光省、博物館、サランコット
 
ポーター・チップ
2100
空港分も含む
 
入場料
1950
ポカラ山岳博物館、サランコット
 
その他
63
インターネット、その他
 
 
51476
 
         
 
 
 

 

次へ          前へ

 好山会ホームページに戻る                              御感想はこちらまで